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劉邦について

雑記

劉邦について書きます。

劉邦と言えば漢の初代皇帝です。

私が思うに世界史の上で最も人間的器、度量の大きい人物ではないかと思います。

東洋的な英雄の典型という人物と言えるかもしれません。

 

彼の人物評は将の将たる器という言葉に表れています。

兵を率いさせても何の功も上げられませんが、韓信や彭越や英夫といった万軍の将の将である器を持っています。項羽はそうでは無かったので、彼らから離反されます。

 

多分劉邦がセルフブランディングの能力に優れていたわけではないと思います。

何故なら彼は自分の出身地の沛ではめっちゃ疎まれています。

そして組織の運営も出来ないです。

それでも何とかなっていたのは蕭何がいたからです。

将の将たる器ってここに表れているのではないでしょうか。沛の雑魚な一般人達には全く好かれていなくても王佐の才を持っている有能な軍師・将軍には好かれているわけです。雑魚にいくら好かれても物の数ではないのです。

 

それに対し項羽は多分一般人や雑魚の兵には慕われていたのでしょう。

カリスマもあり、武勇の優れた名門の将軍ですから慕われるのも当然です。

しかし、彼は部下を自分の気分で評価していたし、有能な家臣の諫言に全く耳を貸さず無能な親戚の甘言に耳を傾けていたので陳平や韓信に離反され范増からも愛想を尽かされます。

 

項羽は大局的な戦争よりも局地での戦闘での勝利に重きを置いていました。

対して劉邦は局地戦では負けまくりでした。

これは劉邦に大局を観る力があるというわけでは無く、そういったバックグラウンドを描ける張良や蕭何や韓信という天才の言葉を聞くことが出来たということが大きいです。

 

私はこの時代の話が大好きです。

三国志より面白いかも知れません。

項羽と劉邦は好対照ですし、三傑の実績や能力や格全て中華史上屈指でしょう。

また将の将たる器とか国士無双とか西楚の覇王とかめっちゃカッコイイ言葉も多数出てきます。

劉邦の三傑評が下記になりますがそれもまたカッコイイです。

「謀を帷幄のうちにめぐらし勝利を千里の外に決することでは、我子房に及ばず」

「大軍を自在に指揮して、戦えば必ず勝つということでは、我韓信に及ばず」

「内政を充実し、人心を収攬し、糧道を確保することでは、我蕭何に及ばず」

カッコよいですね。他の時代にも名将や名軍師はいたのでしょうが、キャラの立ち具合が違いますね。

以上割とザックリ書いてますのでもしかしたら間違ってるところもあるかも知れませんのでご容赦下さい。