古代ギリシア

次はギリシアについてやっていこうと思う。

というのも、前回のアレクサンドロス大王がやって来た辺りで、僕はあれ?ギリシアってどうなったの?いつの間に滅んでたの?となり、更にその後のローマとかを考えると更に困惑してしまい、前後関係がよく分からなくなったのです。

 

そこで一旦時間を戻してギリシアをやることにしたのです。

一般的に、ギリシアは何かアテネとかポリスがどうこうって所から、アレクサンドロス大王によって、オリエントと合体して、そんでその後ローマに占領され、その後は忘れ去られる。みたいな感じでいいのでは無いかと思います。

 

ギリシア世界がイキり始めたのは紀元前3000年頃、エーゲ文明が始まった辺りだと考えられます。ブドウやオリーブといった作物の栽培に適した土地だったので、ブドウ酒やオリーブオイルといった製品に加工して地中海世界との交易をして栄えます。

 

で、何やかんやあって紀元前1200年頃に、何らかの災厄が発生し、ミケーネ文明文明が滅び、地中海世界全体で大規模な社会的変動が起こった。この辺りの時期からポリスが出来始めるくらいまでが考古学的な資料の乏しい暗黒時代と呼ばれている。

この時期にヒッタイトが滅んだりして、製鉄技術が伝播してきた。

で紀元前8世紀頃に、ポリスが出来始めた。

ポリスはそれぞれ独立はしてたけど、同じ英雄の子孫であるという同族意識みたいなものはあり、4年に1回オリンピアを開催していた。大会期間中は戦争も中止された。

具体的にどの国が支配してたみたいなことが無いから、イマイチ分かり難いけど、スパルタとアテネというポリスの2強体制みたいなもんだったみたいだ。

 

紀元前500年頃ペルシア戦争が起こった。

紀元前430年頃から404年までアテネとスパルタが争ったペロポネソス戦争が起きた。

 

この間どうやら、アケメネス朝ペルシアの干渉によってポリス同士が慢性的に争うようになり、農地が荒れて没落する農民が増えた。

多分ギリシアは一枚岩では無かったのでポリスによってはペルシアに通じる連中も出て来た。だから反ペルシアと親ペルシアで争いが激化したって事だろう。

農地を失った農民は国外へいったりして、ポリスへの帰属意識が薄れましたと、それがポリスの衰退に繋がりましたと、そんな感じで色々ごちゃごちゃ争っていた訳だけど、結局辺境のマケドニアからやってきたアレクサンドロス大王にまとめて支配されてしまった。

 

でポリスが発展していた時期に、哲学とかが発達した。

哲学ってのは数学とか天文学とか科学とかも含んでるっぽいから要は自然科学全般が発達した。有名な哲学者がわらわら出てきたのもこの時期だ。

 

アレクサンドロス大王によって、地中海世界とオリエント世界がまとめて支配されて、それによってヘレニズム文化が生まれたのは前回書いた。このヘレニズム文化はローマにも影響を与えているし、中国や日本にも影響を与えている。

 

そんでアレクサンドロス帝国は大王の死後後継者争いで崩壊しましたと、それが紀元前300年頃の話で、どうもこの辺りから、ローマが出始める。

ローマ自体はもっと前からあったけど、地中海世界で覇権争いを始めるのがこの頃で、それまでは地方勢力に過ぎなかったって事だろう。