乱世の華 高橋紹運

高橋紹運をご存じでしょうか?

信長の野望とかやってたら知ってるのかも知れません。

僕はやったことないですけど。僕は名前は何となく聞いた事あるものの、どんな人かよく分かっていませんでした。あの西国無双の立花宗茂の親父らしいです。

 

何で唐突にとお思いでしょうが、僕は最近福岡に行く機会が何度かあって、高橋紹運が陣没した岩屋城の前を何度か車で通りました。不思議なもので、接点があると頭に残るものです。

今度福岡に行く時は車で通り過ぎるだけじゃなく、キチンと参りたいものです。

 

この紹運は大友家家臣で立花道雪と並び称された名将のようです。

尋常じゃない名将であるらしく、九州制覇目前の島津軍2~5万を相手に籠城して763人の配下は残らず討ち死にという結構聞いた事無いレベルでイカレた男です。

 

大友は当時落ち目で、離反する連中も結構いるような状況だったみたいです。

そんな状況なので、島津軍も降伏を促しました。

「貴方方の武勇は十分拝見致しました。これ以上はよろしかろうと存じます」みたいな事を言った島津に対し紹運は丁重に跳ねのけて、「主家が勢いづいている時に忠義を尽くす者は多いが、主家が衰えた時に忠義を尽くす者は少ない。貴方方は島津家が衰えたら見捨てるのですか?」みたいに返して徹底抗戦したようです。

 

結果として先に述べたように763人全員討ち死に、紹運も自害して果てました。

島津軍も大打撃を受けて、これにより九州制覇は夢に消えました。

 

天下人秀吉も乱世の華と称えました。

 

この人の生き方は男はどう生きるべきかについて示唆に富んでいます。

燃えよ剣土方歳三の、男の一生というのは自分の美しさを作るためにあるという台詞を思い出します。

 

僕は高橋紹運程の能力も人徳も無いし土方のようなイケメンでも無く、僕如きが彼等の生き方を評するのもおこがましいですが、男としてこれ以上に無い死に様であると思います。

とは言え細川幽斎とか池田輝政とかみたいに時代の勝者に付き、後の世で繁栄する道も魅力ではあります。

こうして見ると勝つにせよ負けるにせよ名を残すには尋常ならざる才覚が必要なようです。

 

現代社会は色々大変で年金問題やら何やら慌てふためきデモとか起きてるのか起きてないのか年金問題は今更過ぎて興味が無くてニュースをあんまチェックしてないのでよく分かりませんが、AIに仕事を奪われるだの奪われないだのの問題とか、副業解禁のこととか終身雇用制が終わるのかとか色々混迷を極めてる感じがあります。

 

時代の勝者側に付くか、敗者の側に付いたとしても後の世の何百年名を残すか、自分はどう生きるべきなのか?どう死ぬべきなのか?

悩ましい問題であります。

その前にTOEICのスコアを上げるというクソ俗物的な問題もあるのですが。