金は命よりも大切なのか

妻の会社の同期が癌になり、手術をして最近復帰したらしい。癌と診断されてからもハードに働かされていたから休職を勧めて、入院していたらしいが今はまた休職前と同じくハードに働いているらしい。

 

その人は以前から不幸続きで、仕事のしすぎでヘルニアになったり、エビや蟹が好きなのに甲殻類アレルギーを発症したり、彼氏がヒモだったりする。そして今また病み上がり状態でハードワークを強いられている。それ以前にも働きすぎで体調を壊し、休職していたというのにである。

その上死を意識したことで、金を貯めていたことを後悔してLEXUSを買おうとしているらしい。

 

なぜLEXUS買う金があるなら1年会社を休むということが出来ないのか。不幸になる人は自ら不幸になっていくものなのか。金は言わずもがな大切であるが、死んだら金は使えない。

 

朝早く起きて、夜早く寝る。週に1度は体を動かし、本を読む。休日は散歩をして夕方には家に帰り、食事をゆっくりとって早めに寝る。

僕はこれで十分完璧な人生であると思えるので、まあ安上がりなのかもしれない。

 

僕は関東に来てからハイスペサラリーマンの多さに驚いたものだけど、ハイスペサラリーマンの病んでる率の高さにも驚いている。

 

そもそもハイスペ界には辛さに耐え、チャレンジしていく、高みを目指すという素質が高い人間が多い。これはある種の欠陥でもある。

 

普通体調が悪ければ休むもんだけどそれを良しとしてこなかった無理すれば乗り越えられてきた人間達なのである。受験や就活、社内での昇進昇格といった様々な勝負があるが、ハイスペ界にはその競争に勝ち続けてきた人間ばかりなので、脱落していった人間達も多く見ているものの自分が負けた経験が大人になるまであんまり無いということも病むまでやってしまう原因だろう。

 

僕なんかは受験から何から失敗しているので、失敗しても死ぬわけではないと分かるが一度も敗北を知らないというのは失敗したら死ぬかも知れないという恐怖を助長させるだろう。敗北した人間がこき下ろされる様を見た人もいるのかもしれない。

 

僕は特にハイスペ界に属してあるわけではないけど妻はハイスペ界に属している。そこでどうすればハイスペ達が健康に働き続けていけるのかと言うのは興味のあるテーマである。

 

心身を整えるにはどうすればいいのか?

1つの解決策はサウナである。