なぜ漢は天下を取れたのか、三国時代との違い

中国は統一したと思ったら分裂して、統一したと思ったらまた分裂して、異民族に攻め込まれてまた分裂してみたいなのを延々繰り返してる。

 

デカイ国土と莫大な人口、多くの民族がいるのでなかなかまとまらないんでしょう。

 

統一出来る王朝、ここでは漢王朝とその後の三国時代を見て、統一王朝と統一出来ない王朝の違いを考えたい。

その後の事は本当に大雑把であんまり詳しいことは分からないので、今度にしたい。

 

 

で、漢がなぜ統一出来たのかと言うと、ひとえにまともな軍隊が居なかった事が上げられる。

確か、秦の時代に鉄製の武器は取り上げられたりしてまともな武器は無かった。

そんで秦末期は郡県制で秦が派遣した公務員みたいな奴が県令を務めていたので、戦国時代のようにエンゲージメントが高く無かった。

 

群がった群雄が反乱した農民を指揮していたと言うのが実状であったと思う。

食詰めた農民が食わせてくれる人を求めて彷徨うみたいな感じだったのが、三国時代との違いでしょう。

食わせてもらえるとなればその人を慕ってドンドン人が集まっていました。

 

加えて群雄の中で圧倒的に項羽が強かったので、その項羽に認められなかったあぶれ者という2極化された構図だった事も統一出来た要素の1つでしょう。項羽さえブッ殺せば天下は治まるからです。

 

彭越等は項羽憎しのために劉邦の参加に収まっていたし、韓信項羽陣営で相手にされなかったので劉邦に付きました。陳平も然りです。

 

三国時代の群雄はそれぞれ自前の家来や軍隊を持っていたわけで、そうなると単なる農民の群れを相手にするのと違ってまあそこそこパワーを掛けないといけないわけです。

 

それが全国各地に割拠してたので、そら統一しようにも時間かかるでしょ。