何で生活を切り詰めてまで資産運用なんてするのか

 

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大した資産も無いのに資産運用をしてどうしたいんだという話をしたいと思います。

私が母親から受けたお金の教育と言えば、「家を買う時以外の借金はするな」「貯金をしろ」「信用取引はするな」「保証人になるな」というぐらいです。

母親の資産運用術はと言えば、家計を切り詰めて貯金をし、住宅ローンを繰り上げ返済するというぐらいでした。株等は一切していなかったと思います。

そしてそれは概ね正しかったと思います。

家のローンは子供(私と兄)が成人するまでに払い終え、祖父から100坪位の土地を相続し、このまま何事もなければ私達に資産を受け継がせることが出来るでしょう。

 

もし株式に投資していたとすれば、時期によってはバブル崩壊の影響を受け大きく資産を減らしていたかも知れません。資産を大きくすることは出来ませんでしたが、減らすこともありませんでした。よく分からない事には手を出さないというのは大事な事です。

 

実家のある70坪程の土地と祖父から相続した100坪程の土地を合わせれば、1400万位になるようです。それ以外に幾ばくかの貯蓄もあるでしょう。

それを兄と私がどのように相続するかは分かりませんが、私にはその少しばかりの財産を更に増やして子孫に引き継いでいく責任があると思っています。

 

子孫の為に美田を買わずとは幕末の巨人西郷隆盛の言葉です。

西郷さんは別に子孫に美田を買わずとも弟に従道さん従弟に大山巌さんがいるので、子孫は路頭に迷う事も無かったでしょうし、大久保利通さんとも個人的な感情で争った訳でもないので子孫たちの身の立つように計らった事でしょう。

現に彼の子孫は決して有名では無いですが、政治家になっているようです。

そして大して名を残していないところを考えると子孫は西郷さんの思うように立派には育たなかったようです。

つまり西郷さんの言葉は現実を無視したただの理想だと私は思います。

 

昨今貧困世帯が増えてきているし、給食に頼らなければ食うに困る子供もいるみたいです。金が無ければ困るのは必至です。

反対に資産を残した事が原因家族が揉めたとしても食うに困ることは無いはずです。

 

私には不幸にも大した才覚も無い凡人ですので、ユダヤ人宜しく、お金に対するリテラシーを高め少しでも多くの資産を子孫に引継ぎ、食いつぶさないよう子孫を教育するというのが役割だと思っています。

私は凡人でも何代か先の子孫には才覚のある者も出てこないとも限らないので、そいつが現れるまで気長に資産と知識を一族単位で蓄えていくというのが目標なのです。