僕の義実家は都内に戸建てがある。
妻の祖父が東北の辺りからやって来て建てたらしい。妻の祖母と妻の父が相続している状態であるらしい。
昔に建てられたので敷地は周りの家よりも一回りくらいでかい。
その土地についてどうなるのかよく分からないけど妻の一族の暗黙の了解として妻の弟が継ぐものと考えられているらしい。
それはそれでいい。土地を分割相続していくとパワーが弱まっていくことはモンゴルが証明してくれている。長男が土地を一括で相続して守っていくのは何やら牧歌的でいい。僕の母方の実家も長男が継いでいる。
そんな中、それに不和をもたらす存在がいる。
妻の父の妹、つまり妻の叔母である。
既に生前贈与と考えられるまあまあの大金をマンション購入時にもらっているらしいが、それでは満足していないのか、「あの人達は私が土地の権利を主張するとはつゆほども思っていない」と妻に言っていた。
問題はどうやら叔母の夫、つまり叔父も土地がもらえないことに何やら思うところがあるらしく、土地が広いから持て余すだろうから半分土地を売って家を立て直せばいいとか言っていた。
ここで叔母は叔父に金もらっているということを話していないのではないかという疑問が湧いた。
まともな倫理観を持っていれば自分がマンション買う時に金をもらっていたことを知れば、更に欲しがろうとする妻をたしなめるはずである。
どうやら祖母は遺言を遺しているらしく、義父が叔母にその旨伝えているらしいが内容を確認することを叔母が拒んでいるとのことだった。
どういうことかイマイチ分からないが、義父は遺言を見せてハッキリさせると言っているようなので何かしら動きがありそうだ。
僕は筋トレ仲間でもある義弟の味方だ。
一所懸命である。領地は守らねばならない。