人脈について

何年も人の世に居続ければ様々な人と出くわすことだろう。その中でも時たま出現する僕人脈めっちゃありますとか、〇〇と今度繋いでいい?とか人脈でイキリをかます連中について考えたい。

 

1.あんまり意味ない

まず、職業柄人と大勢会わないといけない人以外あんまり意味がない。例えば普通のサラリーマンであれば、そんな訳の分からないフリーランスと繋いでもらったところでとなる。

仮にフリーランスを目指すとして、仕事紹介してくれるとかでなければあんまり意味ない。

 

2.見る人によってはウザがられる

見る人によってはというより僕がこの人脈自慢をウザがっている。

 

3.その人脈自体がショボい

大体の場合であると然るべき感じの紹介でない限りはショボい人との訳分からない飲み会になる。

僕も人脈自慢というか知り合いめっちゃ多いみたいな人と行動を共にしている時期があったけど、実際に会ったのは学生か学生に毛の生えた程度の社会人なりたての人か乞食感強めの人である。

 

4.然るべきタイミングでアポを取れば会ってもらえる人脈が無いとスゴい人とは会えないと思うかも知れないが、それは会う必然がないというだけである。例えば一般人が総理大臣と会ったとして何をするのかという話である。しかし日経コア30の企業の役員とかであれば向こうから話聞かせてくれみたいなオファーがあることだろう。

大学の教授とかも自分が学生で、研究のためとか口実をつければ会ってもらえるしメールとかも返信してもらえる。

つまり、その人と会うことの必然性があるかどうかが重要である。

 

人脈を求めている人に共通しているのが、知り合いを増やしてその知り合いに何か与えてもらおうとしている感じがあるということである。

それも何か漠然とした成功したいとか褒められたいみたいな感じのやつである。

自分なりに目的があり、それが公共の福祉に益するものであれば人は大体会ってくれるので無目的に人脈を増やそうとしなくてもよいというのが僕なりの考えである。

増やそうとしなくても人間としての活動を続けていたらいつの間にか増えているというのが自然ではないだろうか。