都会と田舎

僕は東海地方から関東にやってきた。

三重県出身で名古屋の大学に通っていた。

社会人になって名古屋に引っ越し、その後転職に伴い名古屋の郊外エリアに引っ越した。

2度目の転職で神奈川にやってきた。最初は湘南エリアに住んでいたが、結婚により横浜に引っ越した。

 

割と何度か引っ越している方でないかと思う。

 

その上で感じた田舎と都会について考えたい。

大前提として田舎と都会では圧倒的に都会が良いということだ。

田舎の方が人間の温かみがあるとか、歳取ったら田舎に住みたいとか良く聞く話だが、人間が優しいのは単に外から来た客だからだ。そして高齢になるほど都市部に住んだほうがいい。

 

なぜなら車に乗れなくなるからだ。買い物に行くのに車が必須だと一人では生きていけない可能性がある。

そして田舎には若者は居着かず都会に流れていく。そのため高齢で田舎に住んでいると通常の生活を送るためのハードルがガチ上がりする。

 

田舎

1.仕事がない

2.生活が不便

3.つまらない

4.知的水準が低い

 

もしあなたが田舎に憧れを持っているとしよう。

今は地方の時代と目を輝かせているかも知れない。田舎には自然に溢れ素敵なアウトドアのアクティビティがあると思っているかもしれない。

 

が、田舎の1番のアクティビティはパチンコである。

意識の高い仲間達と集まりたいと思うとしよう。

しかし、田舎にいるのはほとんど老人である。

素敵なキラキラしたスローライフを送ることは難しい。仮にそうした場があったとして、既に出来上がったコミュニティに後から所属することになるので立場は低くなるだろう。

 

都会

1.仕事のほとんどは都市部に集中

2.生活が便利

3.飽きない

4.知的水準が高い

 

人間らしく生きるために必要な程度の収入が得られる仕事の大半は都市部に集中している。

そして日常生活で必要な買い物に不自由することはない。

色々新しい施設も出来ているし、人口が多いエリアには美術館や博物館等の文化的な施設も集中している。歴史的なスポットも多く、飽きない。

リカレント教育の重要性が叫ばれる今日、大学院に通いたいと思っても地方には社会人が通えるまともな大学は無い。都会には多くの大学が存在している。

忙しい中大学院に来てまで勉強している人は知的水準が高いと筈である。少なくとも田舎でパチンコしかしてない人々よりは余程話していて面白いことだろう。

 

田舎から都会に出てくる時最も高い障害となるのは住居である。

都会に不満を持つ者達の多くはまともな住居を得ることが出来無かったか、今後出来る見込みが無いかのどちらかの人が多いのではないだろうか。

 

地方創生がもてはやされて久しいが、現実的には都市部への人口流入は止まらない流れだろう。

仮にあなたが若者で田舎に住みたいと思っているとして、その子供は都会に住みたいと思う可能性が高い。その時あなたの子供達はまた住居の問題にブチ当たる。

しかし、田舎には仕事が無く、見つかったもしても実家からは通えないということになる可能性が高い。

自分の子孫に負動産を押し付けないために今踏ん張って都会で凌いでいくのが良いと思っている。