最貧困女子

前から本を読んではいたけど最近は、月に最低でも1冊は読むようにしている。

今月は3冊くらいは読んだと思う。

今日読んだのは最貧困女子である。

最貧困女子

最貧困女子

 

 

この本では貧困に陥った女性の生い立ちや、ライフスタイルが書かれて、なぜ彼女達が貧困に陥るのか分析されている。

 

僕は歴史小説とビジネス書、実務書以外はほとんど読まないので、ルポルタージュは記憶にある限り読んだことが無い。

読んでたとしても本屋で立ち読みした程度だと思うけど、この本は橘玲の書籍で参考文献になってたので買ってみた。

 

結果かなり面白かった。

タイトルに最貧困女子とあるように取材対象は全員女性だけど、家族・地域・制度という3つの縁を無くすと貧困に陥る確率が高まり、また這い上がることも困難だというのは男性にも当てはまる。

 

更には書類の手続きを行うことすら困難な程知力が無いということも特徴として挙げられる。

 

僕自身は別に高級取りでもないし、資産も大したことないし交友関係も広くは無い。

それでも一時的に貧乏だったことはあっても貧困に陥ったことはない。

 

会社でうまく行かなかった時でも実家があったから再起を図る事ができ、今は転職してゆるふわとした生活を送れている。

もし、急にクビになったとしても居候させてくれる人も何人かいる。

大学も卒業することが出来て、特に知的な問題も抱えておらず、精神的にも問題はない。

 

ただ、それは僕の努力によるものかと言えば、そうではない。

たまたま僕の親や周りの友人が親切なだけだし、どんな個性を持って生まれるのかも選ぶことは出来ない。

 

一人でデカくなった面して、今も一人でぼちぼちやってるわけだけど、実際の所たまたま生かされてるってのが正しいのかも知れない。